卒業
こんにちは。
早ければ三月早々に、遅くとも中旬までには卒業式を終えたことでしょう。
地元紙にも、地元の小学校や中学校の卒業のことが記事に出ておりました。
今この記事をご覧いただいている貴方は卒業式と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
懐かしさ、良き思い出、そして、必ずしも良いものでは締められない思いもあるかもしれません。
学校生活は充実する(した)かもしれません。
しかし、学校生活が充実しなければならないと思うのも違うと思います。
何か欠けがあった方が、帰ってその後の人生に活きることもあるはず。
全てが良きように活きてことを信じて、その答え合わせができる日を待ち望みたいと僕は思います。
人が過ごす時間には酸いも甘いの両方があって、その割合も様々。
だから、良い思い出、に勝手に仕立て上げるのは本来ではないと思います。
ともあれ、幼保・小学校・中学校・高校・(人によっては高等教育)と4、5回は経験するのが卒業式。
僕は5回の卒業式を経験しました。
その時、その時に何かを感じてはいたと思いますが
実は卒業式にはほとんど思い入れがありません。
多分、すぐに次の卒後生活が始まるからで、卒業に浸っても仕方がないとの割り切りが働くからです。
あくまで通過点とでも言うべきか。
比較的、強めに覚えていることが一つ。
小学校の卒業式後の謝恩会で、学年の教員たちが中島みゆきの「時代」を歌ってくれたこと。
当時は歌詞の意味もわかりませんでしたが「いい曲」と気づいたのは大人になってから。
この曲を選んだ教員たちの気持ちが少しわかるようになって、その思いに触れて
大人になってから感謝が湧いてきました。
恩とか、感謝は、その時にわからなくても、湧かなくても後でわかることがあります。
自分が親になって、初めて親の苦労やありがたさを知るように。
もしかすると、気づくのが遅いほどに深く感じるかもしれません。
与えてくれた方々に直接返すことはできないかもしれませんが、
違う誰かに、自分が与えられたように、与えることができたならばと思います。
違う誰かに託す。
こんな連鎖やバトンも粋で良いかもしれません。
投稿者プロフィール
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