逃げると撤退の線引き
こんばんは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
某アニメで
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」というのがありましたね。
僕も「簡単に逃げ出したらダメ」と教わった記憶があります。
場面はよく思い出せないけれど、そういう価値観が植え付けられているのは親か学校か、どちらかで強固に根付いたからではないかなと思います。
「逃げたいよ」→「逃げてはいけない」
これが気持ち的に延々と循環するとしんどいんですよね。
個人的にクライアントとして出会う人には、「逃げてはいけない」と強く意識している人が多いように思います。
「それは、逃げではないでしょうか?」
この言葉から、如何に彼らが「逃げる」を「恥」とし、また、「恐れて」いるかが分かります。
昔の自分を見ているような気にもなります。
「石の上にも三年」とは言うけれど
どの石で過ごすかは、よくよく選ばなければいけません。
「できない約束はするな」と人は言います。
これはその通りです。
だからこそ、できる約束なのか、できない約束なのか、しっかり吟味しなければいけません。
しかし、そういう見極め、判断の仕方はほとんど教わりませんよね。
同じように、「安易に逃げてはいけない」と言うのなら、どこまでが「安易」なのかの線引きと「逃げても良い場面」は何なのかの見極めもしっかり教えるべきですね。
実際には教わることもなく、ただただ受忍ばかりを強調されるのは理不尽です。
「逃げる」を「恥」と思い、「怖がる」人は
ぜひ、この画像を見てください。
何事も、自身の生存第一ですよ。
身を滅ぼしたら元も子もありません。
その場合、「逃げる」とは言わず
「戦略的撤退」と言いましょう。
それでも尚、「でも・・・」と思う場合
その気持ちが本当に妥当なのか、信頼できる第三者に相談して意見をもらってみてください。
そして、自分の線引き、境界線をしっかりと持つようにしましょう。
そうすれば、心の内から湧く「責め」も、消えていくでしょう。
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