雌伏と雄飛
こんにちは。
『援助職のためのカウンセリング』の結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
じっと我慢する時期がある
厳密に言えば、「我慢」なんてどの時期でも必要です。
その中でも、日の目を見ないというか
自分が望んでいない立ち位置に置かれてしまうことがあります。
僕はクライエントと携わりたくて
医療ソーシャルワーカーとなりました。
クライエントとの直接的な関わり合い(相談業務)
ミクロを望んでおりました。
しかし、僅かの経験の後に
いわゆる「地域連携」の業務の先任者となりました。
どちらかと言えば、メゾ的な業務で
所属機関内の仕組み作り、連携機関との窓口など
間接的支援をずっと行ってきました。
当時は「地域連携」の言葉が生まれて、まだ日が浅い時期。
個人的には、クライエントと直接に関われず
とても辛かったです。
誰に言っても理解されず
自分と同じような立ち位置の方は地域的にはおらず
なかなか孤独でした。
期間にして八年くらいだったかな。
僕にはずっと我慢する時期でした。
自分をもっと違う形で使って欲しい!
何度、そう思ったか分かりません。
辞めることは何度も考えました。
何故辞めなかったのか、明確な理由は思い出せません。
今の自分だったら
迷わず決断するけど
若いから、尚のことどうして良いか分からなかった。
ただ、力になってくれた人の存在
組織の外、それこそ全国に目を向けたり
いろいろなことを勉強しようと思ったことが
自分を支えていたと思います。
ただ、耐えれば良いと言う話でもありません。
ただ、自分の物語としては、我慢した意味もあったというだけのことです。
その辛い時期を経て
僕はこれまでの憂さを晴らすかのように
たくさんの種類の仕事に関わっていきました。
仕事として、楽しくすることもできる
楽しければ、案外続けられる
工夫とは、いくらでもしようと思ったらできる
そんなことを学べたのは、収穫でした。
それを乗り越えた経験は
個人事業の開業にも、もちろん活きました。
どこでどう繋がるか分からないものです。
ところで、こちらの投稿を目にして
ああ、そのとおりだった!と思いました。
自分が感じた苦しさを同業の誰に言っても
理解されることはありませんでした。
しかし、業種は違っても人生は同じで
雌伏の時もあれば雄飛の時があるのは共通しているようです。
今だったら、僕はあのような我慢はもうしないでしょう。
しかし、あの時我慢したから、今がある。
人生の物語は不思議としか言いようがありません。
そして、これからも訪れる雌伏にどう対処するか。
同じような課題は過去にあっても
新しく迎える課題はいつも新鮮です。
その都度、丁寧に考え
丁寧に悩むしかないかな。
それだけは間違いないと確信しております。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。
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