読書はひとつの人間形成の道
こんにちは。
『援助職のためのカウンセリング』の結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
一気に涼しくなり、秋ですね。
日が暮れるのも早いです。
古来より、気温が低くなる秋は集中しやすい季節と言われ
即ち、「読書の秋」です。
最近では電子書籍も多くなりましたが
紙の本を手に取るのが個人的には好みです。
電気も使わないし
目もさほど疲れないし
本のいい所は
文字を通して、想像力をかきたてる所かな。
頭の中の世界は無限大です。
ぜひ、忙しい方でも
秋こそ読書をしていただきたいと思います。
また、普段は仕事関連の書籍ばかりと言う方は
異なる分野の本を読むと良いと思います。
まったく関係ない分野の話でも
意外と、本業に活きることもあるのですよ。
若い援助職の方に薦めたいのは
名著「人を動かす」です。
「リーダーのために」という帯がよく付きますが
人に関わるすべての人が読んで損はないと思います。
人間関係と人間の考察に富み
何となく分かってはいたけれど
明確でなかった事を教えてくれます。
もちろん、若者じゃなくて
何歳からでも、何度でも読める中身です。
読みたいと思った時が、読むのに最適な時なのです。
ちょっと「人を動かす3原則」だけ
簡単に見ていきましょう。
盗人にも五分の理を認める
たとえ盗人のような人でも
「自分が間違っている」とは認めたくないという心理が働くそうです。
だから、どれだけ自分が正しくて
相手が間違っていようとも
まずは相手を認めるところから始めるのが肝心と言われます。
そんなばかな!
道理が通らん!
そう思うかもしれませんが、人は善悪だけでは
動けないのです。
重要感を持たせる
人間は誰だって「重要な存在になりたい」と
そんな欲求を持っております。
そんな事ないよ・・・?
そう思ったあなた!
実際、自分が軽んじられると
悲しくなったり、腹が立ったりしますよね。
これは人として当然のこと。
裏を返せば、大切にされたい、重要だと扱って欲しいのです。
人の立場に身を置く
これは、人を動かす唯一の方法は
「その人の好むもの」に着目し、働きかけると良いと言うものです。
雑談も、可能なら相手の関心を突くと
思いのほか、話が弾みます。
この人は、何にだったら、関心を示すのかな?
援助の過程においても、とても大事な視点です。
他者の投稿で恐縮ですが、これはとても共感を覚えました。
人間存在の根本、根底を考えようとして
それを学ぶのに、最近の書ではなくて
古典を読んで再構築したという着目点が素晴らしいと思いました。
最近の本が良くないという意味ではありません。
ただ、どうしてもその時代の価値観の影響が入り込むのは避けられません。
今のその価値観が、今後も尊ばれる価値観なのか
それは時が経ってから出ないと分かりません。
「不適切にもほどがある」
今の常識は将来は非常識になることも。
古典は、長い時代を経て
読む価値があると看做されているから
生き残っている。
かく言う僕も
古典にたくさん学び
人生を、生き方を教わった者です。
昨日の記事でも
徒然草に触れましたが
大好きだし、とても影響を受けました。
読書は
単に知識だけじゃなく
考え方、生き方を教えてくれる
それがその人の中で
消化され、血となり肉となり
信念を作っていきます。
ちょっとや、そっとでは
揺り動かされないくらい
どっしりとした自分を作る
そんな手助けになるかなと個人的には思います。
ひとつの人間形成の道
手段でもあると思う。
一人の人間としても
援助職としても。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。
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