後悔の意味
こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
棋士の羽生善治氏、曰く
『豊かな人生とは後悔がたくさんあることです』
一般的に、後悔って、嫌われますよね。
僕も好き好んでしたくはありません。
「後悔が無い」ってどんな状況だろう?
想像するに順風満帆な時や、平穏で何も起きていない時かな。
順調な時、何も問題が起きていない時は
その状況を楽しんだり、安穏として過ごすと思います。
その状況には何の疑問も抱かない。
それで良いんだって思える時間だから。
良いことは、良いと思います。
そういう時がないと、辛くなるから。
けれど、あんまり多くなっても辛いかも。
自分の心が緩くなるから。
上手くいっている時は、貪欲にその状況から学ぼうと思えない。
だって、上手くいっているのだから。
なかなか成功から学ぶって、聞いたことがないかも。
上手くいった秘訣は◯◯かなと、ぼんやりは考えても
多分、必死には考えない。
失敗した時は、必死に考えますよね。
もちろん、いつも必ず、とは言えないけれど。
何でこんなことになった?
何がまずかった?
多分、自分の全感覚、全思考を総動員して
このままじゃまずいと考えるはず。
僕は、自分でリカバリ型だと思う。
リカバリ型とは、大きな失敗から学んで、活かすのが得意ってこと。
僕のこれまでの人生においても
大きな成果の影には、それ以上の恥ずかしい失敗がある。
痛切な、猛烈な、後悔を伴った苦い、苦い感情。
これが大きいほど、必死にリカバリを考える。
別に好き好んでこんなことはしたくないけど
後悔の力って大きい。
羽生善治氏は、後悔した一手がたくさんあるそうです。
一度の勝負で無数の手を差す訳ですから
そこには必ず、悪手があるはずです。
たとえ、その時に
すぐには気がつかなくても。
決断したが故の結果。
避けられないものです。
だから、後悔なんてして当たり前。
後悔してこそ、次に活きるってもんです。
「もっと、こうすれば」が
たくさん出てくるなんて何とすばらしいことか。
うん、確かに
『豊かな人生とは後悔がたくさんあること』なのだ。
投稿者プロフィール
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