一年前の悩みって言える?
こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
SNSで最近よく見かける投稿があります。
一年前の悩みって言える?
と、いう内容です。
数ヶ月前に見かけて、「確かに、そうだ!」と僕も思いました。
以来、妙に心に残って記憶に残っておりました。
そうしたら、何人かの方が同じような内容を言っていて、心に響いたのはみんな一緒のようです。
小さな悩み、小さな心配事なら、僕は間違いなく覚えておりません。
自分のノートを開いて、一年前の自分の「思い」を見てみると、「そんなことで別に悩まなくても」とか「悩んで行動が停滞する方が問題だから」とか、そんな気持ちが湧いてきます。
未来の自分にとっては「しょうもない」と思う事で、悩んでしまうのは、きっと僕だけじゃなくて、多くに人にも共通するのだと思います。
逆に、一年前も今も、同じように悩んでいる事もあります。
主には、仕事に関する事や自分の生き方や信念に関する事についてです。これらは、ちょっと別格で、人生の大規模な作業や作品みたいなものなので、年単位で考えて当然かなと思います。
それも小さく「悩む」というよりは、人生の課題というか、生涯の内、時間を割いてでもを取り組む価値があることだと思います。「悩み」よりは、もう一段階、上の存在です。
『一年前の悩みって言える?』の本質は、人って近くのもの、目先のことしか見えなくなるということなのだと思います。
近視眼的というか。見渡せば、遠くも見えるのだけれど、それが現在地の自分とは関係が無いと感じてしまう。
そう思ってしまうのも、人の常、人の性質なのでしょうね。
「客観視する」、「俯瞰する」という言葉はあるけれど、そう簡単ではないのです。
そんな訳で、すぐに忘れてしまう「小さい悩み」に日々、僕らはとらわれてしまうということ。
そして、もし一年前の悩みを覚えているなら、継続して取り組んできた「悩み」であり、もしかするとそこに大事な意義があるのかもしれません。
近くで見るだけでなく、遠くからも見ることも意識してみましょう。
さて、一年後の自分は、今の自分を見て、何と言うのかな。
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