解決像の描き方

こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

人生の問題や課題について。
「人生」とまではいかなくても、家庭や仕事などの日常生活に関わる問題や課題は日常的に発生し
誰もが何かしら悩んでいると思います。

どうしても「大変」「苦しい」「嫌だ」などの否定的な感情が、頭の中を占領してしまいがちです。
もちろん僕だって。

それらに圧倒されたり、押されたりすると、今の状態を維持するだけで精一杯となります。

「維持するだけ」にエネルギーを奪われると、結局は、倒れてはいないものの
「苦しい状況」もまた維持されてしまいます。

だから、解決に向かうことは大事な事です。

それは大切な道標となります。

解決像、好ましい未来像。
好ましい状態を考えると、きっと心が軽くなるはずです。だって良い状態なのだから。

決してそれは現実逃避を意味しません。
今から、そこに向かっていくのですから。

ただ、中には、「期待するだけ辛くなる」と思う方もいるかもしれません。
そういう気持ちも、分からなくはありません。

また、「どんな状態となりたいか」を考えるのも、確かに簡単ではない事もあります。
「それすら描く余裕が無い」程の大変な状態にあるかもしれません。

問題の只中にいると、描く余裕もないし、ただ、今の状況から抜け出すことだけで精一杯と思うかもしれません。

それでも、解決像は「ナビ」で言う所の目的地みたいなものです。
向かう先が分からずに、さまよっていたのでは、期待する場所に着くのは厳しいかもしれません。

もし、「どうしたいか」「どうなりたいか」の問いのハードルが高いと感じられたなら
こう考えてみてはいかがでしょうか。

『今と何が違っていると良いでしょうか』

誤解を恐れずに言えば、「今より少しマシになったら」の状況でも良いと思います。

描写された解決像は、「自分や自分の置かれた環境が上手く機能した現実的な状態」です。
あくまで、あなたにとっての解決像であることが大事なのです。

「自分や自分の置かれた環境が上手く機能した現実的な状態」なのですから
あなたは既に「解決像」のシステムの一部です。

今あるあなたの力を行使すれば、何かしらの変化を起こせるはずです。

今を状態を基準に、そこから何が違えば、あなたにとってマシ、あるいは良い状態でしょうか。

描くことは、最初の一歩です。まずは、ナビに目的地をセットしましょう。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

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