頭の中の過去の再生を断ち切る方法
こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
頭の中で、過去の出来事は繰り返し思い出されて、繰り返し再生されてしまうことはありませんか?
大概、こういった出来事は上手くいかなかったことや「失敗した〜!」と羞恥心を伴うものだったりします。
1、考えたって仕方ない?
考えても仕方がないから、考えないように。
そんな助言もしばしば目にします。
『そんなに簡単に忘れられたら苦労はしないよ!』
そんな突っ込みが聞こえてきそうです。
『そう言われても、思い出したくもないのに、思い出してしまうから辛いんじゃないか!』
こういう場合がほとんどじゃないかなと思います。
本当に考えても仕方がないのか、それとも、敢えて振り返った方が良いのか。
そこを見極める必要があると思います。
きちんと「思い出したくない場面」をきちんと振り返って、処理できた方が忘れられる場合もあります。
2、敢えて振り返る場合
その場合、自分が「失敗した〜」と下してしまった評価、自動思考的に湧いてくる感情を一旦抑える必要があります。
そうは言っても、一人でするのは難しいことが多いと考えられます。
当事業所のカウンセリングでも、過去の出来事がどうしても消化できなくて、一緒に過去の場面を振り返る取り組みは頻繁に行われます。
カウンセラーの第三者目線も入れば、クライエントさんの解釈が本当に妥当なのか、そうでないかは、より妥当性を増して判断できると思います。
『その時は、そうするしかなかった。やむを得なかった。』
振り返ってそう解釈せざるを得ないことは結構多いです。だから、そんなにとらわれすぎて、悩む必要がないと分かれば、少しは安心できるのではないでしょうか。
その時にクライエントさんが下した判断や行動には、相応の意味があります。
それ以上のことはできなかったという事情が多分にあることが多いです。
そもそも思い悩む人に、好んで手を抜いて、好んで失敗する人は、まずいないと思います。
ただ、人によっては、「でも、もっとやれたはず・・・」と思うこともあります。
『その時は、仕方なかったんだよ。その時のできる事をやったんだよ。』と認めつつ
『同じ場面がまた来たら、何ができそう?』と訊いて、教訓化して未来志向になることも推奨します。
そうすれば、その「場面」が恐くなくなるかもしれません。
3、忘れるために
「忘れる方法」が確立して、存在したらどんなにか良い事でしょうか。
実際はそんな方法は無いんじゃないかな・・・と思います。もし、あるとしたら、クライエントさんが忘れたい事を上手に忘れられた過去の成功体験から教わるしかありません。
または、忘れるためにいろいろな事を片っ端から試してみるのも良いでしょう。
やがて良い方法が見つかるかもしれないし、あるいは出来事の片付けを終えた事で、思い出してもさほど苦にはならない状況になるかもしれません。
忘れてもいいし、忘れなくてもいい。
意外とそんな心境になれた時に、自然と忘れているのかもしれません。
恐いものって、目の端で見えていたり、「そこにあるかもしれない」と思っている時が一番恐かったりします。
きちんと捕捉してしまえば、だんだんと恐くなくなるものだと思います。
あなたが力が必要だと感じた時、ご要望があれば力にならせていただきます。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。
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