約束の三要素
こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
約束は最後まで守り通す。
大変立派なことです。約束を守ることは信頼の証、きっと周囲も約束を守る人には一目を置いていると思います。
但し、守れない時、守りたくない時もあったりします。人間ですから。
約束は他人とする約束もありますが、自分との約束もあります。
例えばですが、日課。僕もブログ記事は日課であり、自分との約束です。
例えばですが、嘘はつかない。他人にも、自分にも。すごく難しいので、できる人を心から尊敬します。
約束は、誰とでも、何でも、簡単に結ぶようなものではありません。
できそうもないことを安易に約束するのはよろしくありません。
見積もりの甘さがそこにはあって、不用意なことをしてしまうと信用はどうしても下がってしまいます。
20代の時、僕は自分と約束しました。
自分がその時の職場を退職する時が来るとしたら、嫌だ、辛いという後ろ向きな思いで辞めるのではなくてステップアップとか前向きな理由でやめるようにしたい。
誰かの、何かの考えに影響されたのだと思いますが、当時の僕にはとても大切なことに思えました。
しかし、後々、その安易な自分との約束に僕は苦しむことになりました。
想像がつくとは思いますが、時間が経てば自分の立場も役割も変わります。
その時は大変な状況がやってくるとは思えなくても、何かをきっかけにどうしても「嫌だ」「辛い」という時がやってきてしまいます。
それを上手く乗り切ることも、もちうろ大事なのですが程度問題があります。不幸なことに僕は
それが出来ない自分が未熟なのだと、自分を責め過ぎました。
辛くても、嫌々頑張り続けることが、僕の人生のとって正解となりうるだろうか。
ボロボロになってまで果たそうとした約束の先に、そもそも何があるのだろうか。
当時を振り返ってそんなことが思い起こされます。
そもそも無理な約束を自分と交わしてしまったな、と思います。
それも、何か、前向きで格好良いとか、そんなぼんやりとした雰囲気に酔ってしまって。
今の僕なら、無理な約束だったら、見直せば良い、と思います。
それは約束を破ったことではなくて、約束の更新です。
決して、後退でもありません。むしろ、約束を守り続けるためにも必要なことです。
ちなみに、先ほどの「自分との約束」の先に思い描いていたものは、自分への信頼です。
こんな風な自分でありたい、これが出来ている(としたら)自分が好きだ、という前向きな気持ちです。
だったら、目的に適うように、目的を損ねないように改定すれば良いだけです。
約束それ自体が目的ではないのだから。
大切なのは約束の先にあるもの。
それを実現するために約束を交わすのだ。
状況が変われば手段(約束の中身)を変えたって良いはずです。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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