自分を安売りしない

安売りとは、普通の値段より、安い値段で売ること。
安売りとは、貴重なものとして扱うべきものを気軽に与えること。

僕は、以前は断るのが苦手でした。
自分に自信が無いから、無理してでも依頼ごとを引き受けて、応じることで「自分の価値」を他者に示していたと思います。
自分の価値を他者に示しているようでいて、本来は引き受けるべきではないことまで引き受けて、自分の貴重な時間や労力を放り出しているのですから、本末転倒です。
それは、むしろ自分を「安売り」していたのだと思います。

便利に使われているかもしれない。
薄々、そう思っても、断ったら自分の評価が下がるのではないか、嫌われるのではないか。そんな不安が過ぎることもあります。
しかし、自分を安売りすることでしか成り立たない関係など、長続きしません。
安売りすることしか期待しない関係など、不健全で、不自然です。

節操とは、自分の信念を固く守って変えないこと。
節操がないとは、その逆。
何でもかんでも引き受けるとは、自分が何を大切にして、何ができて、また、そうではないかの見極めを疎かにしているだけかもしれません。
その人にしかできないこと、その人の得意なことを明確にしておれば、相手は、相応の対価(時に高価な)を払ってでも欲するようになります。だから、安易に安売りすることは、必ずしも良い結果を招くとは限りません。

これは単純に商売のことだけではなく、人間関係、仕事全般に言えると思います。
皆、何かを与えて、何かを得ています。
他者に安売りを強いていないか、また、誰かから安売りを強いられていないかを、時々は考えてみると良いでしょう。
「何か、◯◯の関係について、もやもやする」と思うことがあれば、自分の価値を下げるような安売りをしていないかを思い巡らすと良いでしょう。

自分の貴重な時間、労力、お金、思いには、本来はお金に換えられない価値があります。それらが低く見積もられることは、自分という大切な存在が軽んじられているに等しいと思います。
人は、誰だって尊重されたい、大事にされたいものなのです。それにも拘らず、実際には真逆のことが横行している現実が多々見られます。

今あなたは、自分を大切にしておりますか。不必要に安売りしていませんか。
もし、思い当たることがあれば、ご自身を振る舞いに変化をつける時です。

投稿者

中田雅也

青森県八戸市。支援者のための、支援者のミカタ(味方) カウンセラー。Click  
元MSW(20年来)。ソーシャルワーク部門管理職、職能団体の長、所属組織の経営幹部を経験。 支援者(援助職、医療従事者、管理者等)への支援が必要と思い至る。
強みを活かして、より良き人生を。全ての人に身近なソーシャルワーク・カウンセリングを。


投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
あなたのミカタ(味方となり、強みを再確認し、見方を再構成し、やり方を一緒に考える)となって、ソーシャルワーク&カウンセリングを駆使して、あなたの今ここからの歩みをお手伝いします。

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