足跡に感じる息吹
こんにちは。
八戸市は、大雪です。
天気予報で、雪が降るようだと聞いてはおりました。ただ、ちょっとちらつくか、積もっても薄らだろうと思っておりました。
ところが、がっつりと積もりました・・・。朝の段階で、十センチはあるでしょうか。
おそらく、どの家庭も、朝起きてびっくりだったと思います。
出勤で、雪かきもしていられないとばかりに、車の轍だけくっきりと残っておりました。
歩道を歩いていると、まだ誰の足跡もついていない、新雪の箇所が、至る所にありました。
それでも、所々に足跡があって、歩道の除雪が追いつかない状態にあっては、前の人が通った足跡を頼りに、踏み進めます。
ついつい、先に通った人の歩幅に合わせると、なぜか、顔もわからない他人のことが、ぼんやりと頭に浮かんできます。
『この歩幅は、大きいから、きっと大股で歩く、体格の良い男性かな』
『短い歩幅なのは、雪で滑らないように、しっかりと踏みしめているのかな』
そんな想像が働きました。
深い雪道を歩くと、思いの外、体力が消耗します。
何なら、汗ばむほどに。
だから、誰かが通った足跡は、とても助かります。
また、時に、「ここは、本当に歩道だよね」「側溝があったりしないよね」と心配になることもありますが、その点、足跡があるから、このまま進めると安心できます。
足跡とは、文字通りに足の跡。
その足跡に、人の息吹を感じて、かすかな交流をしているかのようです。
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