たまには良い話を聞きたい
こんばんは。
散々、ネットで色々な情報を収集して、見ておきながら言うのもなんですが
ネット上の記事は、如何に人の気を引くかが全てと言って過言ではなく、特に否定的な感情を刺激するのに長けています。
非常識な人(例えば迷惑運転、非常識な客、近所迷惑)を取り扱ったり、さまざまな事件を取り扱って、とんでもない犯人がいるとけしかける構図はよく見かけます。
僕のよく見るビジネス系サイトでは、「仕事ができる人」「仕事のできない人」の対比は頻繁に行われ、「優れた人になりたいあなたのための記事」と言わんばかりの煽りはある意味、よくできていると思います。...と言いつつ、見てしまう自分。
最近だと「撮り鉄」の問題行動がこれでもか、これでもかと取り上げられ、そういった撮り鉄のマナーの悪さを批判する動画は山ほどあります。
ただ、相互に口汚い言葉が飛び交うので、僕としては見ていてあまり良い気分になれません。
子どもが小さい頃、線路付近を通ると、電車が通ったり、新幹線が通ると(山形新幹線は在来線を走る)、子どもが喜んで、通り過ぎるまでじーっと見入っていたものです。
一人の時は、この場面を子どもに見せたいなと思ったものです。
個人的には、あまりマナーの悪い人には出会ったことがないので、テレビやネットで見かける話は真に受けないようにとは思っております。(ただ、実際に被害に遭った人がいるのも事実です。何事も受け方の加減が大事。)
そんなわけで、感情を煽るサイトや報道が否が応でも多く、いささか気が滅入るので、たまにはいい話を聞きたくもなります。
世の中捨てたものではないよ、という話もないと、つまらなくなります。
こんな記事を見つけました。
多くのお子さんや鉄オタさんたちは、運転席の後ろの窓から前を見ることに夢中になることがあると思います。私の息子も、数年前にハマっていました。
その日も子供にせがまれ運転席の後ろに向かったのですが、すでに成人男性がいらっしゃって、楽しそうに外を見ていました。
その方は知的障害があるようでした。きっとこだわりがあり、そこにいるのでしょうから譲ってもらうことは難しいと思い、周囲に聞こえないように小さな声で子供に伝えました。
「お兄さんが見ているからまた今度にしよう」
しかし息子は諦めきれないようで、近くの場所に立ち続けていました。
すると、そのお兄さんが息子に気付きました。
そして、場所を譲ってくれたのです。息子はしばらくすると満足したようで私の近くに戻ってきました。
お兄さんは再び元の場所に戻り外を見ていました。優しい人だなと思っていると、他の子供が乗ってきたときにも場所を譲ってあげていました。
自分も楽しみにしていただろうに、他人に楽しみを譲ってくれるすばらしい、とても優しい青年でした。
中央線に乗っていたお兄さん、本当にありがとうございました。
Jタウンネット
たまたまそんなことがあっただけ、とも言えなくもありませんが、受けた優しさはやはりありがたく、関係のない第三者でも、まるで自分がされたかのように感じてしまいます。
自分も同じような場面があったら、そんな風にしたいと思ったりします。(そんな単純な自分でも良いかなと思います。)
優しくされると、誰だって嬉しい。
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