目の付け所
こんばんは。
テレビをあまり見ない割に動画はよく見ます。
大概は仕事の合間の気分休めだったり、学習だったり、教材の種になりそうなものを探します。
今回はこちらの動画に思わず見入ってしまいました。
個人的に感心した箇所 ーその壱ー
二分五十五秒からの関根勤氏の会話について。相手が関心のあるネタを話題にして話しかけてくれる。しかもそれを相手によって使い分けて行なっている。
相手をとてもよく見ていないとできないことです。この相手をよく見るということにおいては援助者として不可欠な能力・技術です。これまでのソーシャルワーカーとしての経験を踏まえるととてもよく理解できます。
相手が必ずしも、援助者に心を開いてくれるとは限りません。この方は何にだったら関心があるのかな、何が好きなのかな、また何を嫌うのかな。特に何に対して怒るかなど否定的感情の側面に目を向けるとその人が譲れない大事にしている価値観が見えることがあります。
そして、自分のことをわかろうとする者を、そうそう無下に扱う者はありません(「試されている」という状況を除いて)。つまりは肯定的に見られることがほとんどで、それが信頼関係の構築に良いように働きます。
個人的に感心した箇所 ーその弐ー
三分二十秒からの会話。ヒコロヒー氏は一緒に仕事をする番組制作に携わる人々が他にどんな仕事をしているかを知った上で仕事に臨んでいる。
これは制作に携わる人々にとってはとても嬉しいだろうと思います。自分の性質(持ち味)を知った上で、それを活かしてくれる人が一人でもいてくれたら仕事冥利に尽きます。
『テレビ局の方、制作の方はサラリーマン的なところもあるから、自分のクリエイティブを100パーセント出せない、それをもし手伝えるために演者としていれるなら』
上記の言葉も、よく実情を踏まえている言葉です。まだ若いのにこういう言葉を言える観察・洞察眼は尊敬します。
こんなことを言われたなら「貴方のために全力を尽くします」と言いたくなるでしょうね。
これもまた信頼関係の構築に非常に有効です。
何より、「自分のことを知ってくれている」、「わかってくれた」ことほど嬉しいことはありません。
やはり、売れてくる芸人は目の付け所が違います。その目の付け所は違い分野にいる人々にも有益です。人間関係は仕事か、そうでないかを問わずに万人に共通だからです。
このように心の琴線に触れる話に出会えると試聴している立場にすぎませんが嬉しくなります。
投稿者プロフィール
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