キャリアの困難への向き合い方

こんにちは。
援助職のためのカウンセリング』の結い心理相談室(青森県八戸市)です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

今は8月だから、4月に入職した人は5ヶ月目。
もうすぐ6ヶ月目に入ろうとしております。

時間が経つのは早いものです。
皆さんの今の職場や仕事の状況はいかがでしょうか?

数日単位の「見学」で職場にいるだけなら、いくらでも「いい顔」ができます。
しかし、長く、数ヶ月以上も一緒にいれば、職場のいろいろな顔も見えてきます。

もちろん、互いに、です。

良い所もあれば、悪い所もある。
難しいのは「100対0」だなんて、分かりやすい構図は無いということ。

必ずどこかに欠けはあります。
しかし、無理に「良い所」を探そうとしなくても良いですよ。

どんなに「良い所」があっても、容認できない「嫌な所」があると
それだけで「もう無理」と思ってしまうのが人です。

仮に、良い所(40)、悪い所(60)であっても
容認できる場合だってあるのです。

僕は個人的に、「石の上にも三年」という言葉は、呪縛のように感じます。
耐えられなかったら、駄目と言われるような気がするから。

しかし、本当に無理なもの(ハラスメント的なものが酷い等)ならば
我慢しないで職場は変えるべきだと思います。

だから、上記のSNS投稿にあるように「どの石の上で3年を過ごすのか」は大事。

若い頃の自分に是非、聞かせたかった言葉です。
それは「あの時、辞めればよかった」という単純な意味ではありません。

「専門職として自分が腕を磨くために、自分にとっては、どんな環境が相応しいか」を意識的に考えられている事が望ましいという意味です。

当時はありませんでしたが、自分の「キャリアパス」を意識していれば
辞めることにも、残って頑張ることにも、より意義を感じて
より前向きでいられたかな
、と思うのです。

ただ「耐えなければいけない」とだけ思い続ける時間は
思いの外、苦痛だったなと思うのです。

耐えるためにも、人は意味が欲しく、実際、必要なのです。
意味も感じられずに、ただ生活のためだけに組織にしがみつく日々は
なかなかの苦痛です。

そういうことを正しく考える経験も、きっと必要だと思います。
順風満帆でいられたなら幸いなのですが、いつ荒波が来るかは分かりません。

キャリアの困難への向き合い方
思えば僕はこれに苦労したと思います。

そういう困難を感じていたという認識も持てずに
いたずらに悶々とした時を過ごしたと思います。

実際、周囲にそれを話してもあまり理解されませんでした。
しかし、今、時代は変わり、専門職として、援助職としてのキャリアを考えるのは普通となりました。

キャリア形成の何に困り、どうやって解決できるか。
ニードも対処方法は画一ではありません。

それでもSVやカウンセリングの形をとってでも
キャリアの困難への対峙を助ける手段はいくらでもあります。

あなたの物語に基づいて
冷静に、現実的に考えていきましょう。

若い方は特にそれを知っていくと良いと思います。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市を拠点にソーシャルワーカーが個別相談をやってます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と支えを必要としている「支援者」への支持的ケアを提供しております。

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