同意が無理なら合意を
こんばんは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
今回はこちらの投稿をご紹介します。
立場が上の人、権威や権力のある人が「話し合えば分かるよ」と言うと、ちょっと恐い意味に聞こえてしまいますよね。
上記の投稿にあるように、「主張を通せる」という含みを感じてしまうから。
「話し合い」といっても、本当の意味で対等であるのは意外と難しいのかもしれません。
特に上下関係とか勾配のない関係であっても、「話し合えば分かるよ」と安易に思われるのはやはり重荷に感じます。
たまーに、言葉巧みに誘導したり、延々と長く話を続けて相手が根負けするのを待つような人もいたりします。
議論の場でもないのに「論破」されて、説得させられるのもなかなかの不快感だろうと思います。
「分かり合えない」
言わば、引き分けみたいな結論も大事ですよね。
どうにも分かり合うのが難しいという表明を決して、恐れてもいけないと思います。
どちらかが不本意に「納得させられる」のは、形を変えた暴力だと思うから。
「同意」は、「相手から出された意見や考えに賛成すること」です。
「合意」は、「お互いが出した意見が一致すること」です。
引用:言葉の違いが分かる読み物
上記の通り、「同意」って、意外と難しいと思います。
「条件を飲む」ということを意味するのだから。
どちらかと言えば、「同意はできないけど、代わりに納得できる代案を作りましょうよ。それならば承認しますよ。」と、合意を形成するのが、より相手に配慮した感じになると思います。
「一方的に相手の提案を受けなければいけない」は、やはり屈服させられた感じがするので、「もやもや」が残るかと思います。
「受けるか」「受けないか」の二択だけじゃなくて、第三の選択肢として、合意案を作るという選択肢もあることも忘れないでおきたいものですね。
相手を大切に思うのなら、「不同意」をも許容しつつ、別の「合意形成」を目指す柔軟性はあって然るべきかな。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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