実るほど頭を垂れる稲穂かな
こんばんは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
「徒然」
手持ち無沙汰とか
しんみりと物思いに耽るという意味。
心を落ち着かせるといろいろな言葉が思い浮かぶものです。
人生に対して、人間に対して、心に対して。
心を閑にして、思い浮かんだことを少しだけ、短文調にして。
【今日の徒然】
援助職だって、しかも、熟練者だって、支援の場面が恐くなることがある
援助職のみなさん、今日もお疲れ様。
今日は水曜日、週の折り返し地点。
今日は、どんな一日でしたか?
今週は、どんな週ですか?
僕が新人の頃
熟練者は、何があってもびくともしない、強者に見えました。
しかし、自分が熟練者の仲間入りを果たして思うのは
全然、そんなことはないよ、と思います。
どんなに経験を積んだって
恐いものは恐い。
むしろ、経験を積んだ分だけ
小さなことで躓くと、痛みも大きかったりします。
失敗した時
クライエントの期待に応えられなかった時
連携職種からの失望をかった時
自分でも、不甲斐ないと思って落ち込みます。
この経験は、何度しても、やはり辛い。
これが繰り返されると、本格的に恐くなったり
明日の実践から、逃げたいと思うことだってあります。
熟練者だってそんなものです!
(僕だけじゃない、と信じたい)
だから、初任者、中堅者の皆さん。
どの段階になったって、悩みはつきもの。
みんな、ひょうひょうとしているように見えて、実はいろんな思いを抱えているのだよ。
大丈夫、大丈夫、みんな弱いから。
その弱さを抱えて、みんな必死にやっているから。
むしろ、時々は
こんな思いを味わわないといけない気がする。
だって、自信過剰になったり
傲慢になったら、困るじゃないですか。
健全に自分を疑うことは過信しないために大事。
等身大の自分以上に自分を大きく見積らないのは大事。
「上手くやれたと思う!」
そう思う時ほど、周囲の反応はそうでなかったりする。
「精一杯やったけど、大丈夫だったかな?」
そんな時ほど、良い反応が得られたりする。
これは、僕だけなのか
一般化できることなのかは分かりません。
ただ、謙虚でいられる時ほど
「いい感じ」なのは、何度も味わいました。
だから、援助職の皆さん
揺らぐことは、決して損ではない。
どこまでも揺り動かされない強さに憧れたことがあったけど
援助の名手と言われる人ほど、驚くほど腰が低かったりする。
援助以外の世界でもそうですよね。
自信を持って、揺らぎ、時には恐れましょう。
それがきっと良い援助職としての自分を育んでくれるはず。
実るほど頭を垂れる稲穂かな
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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