余白の時間を持とう

こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

一日の中には、多くなくてもいいから
余白が必要。
もし、一日の中で余白を取れなければ
週単位で、どこかに余白が必要。

個人的に、そのように感じます。

なぜならば、忙しかったり
予定が、作業が詰まってばかりだと

考える、感じるが
まったくと言っていいほど、できなくなるから。

仕事や家事など、作業に没頭するのは
ある意味、心地良い側面があります。

なぜならば、やった気になれるから。
手応えを感じるから。

けれど、没頭(集中)していた分だけ
それ以外を「見(え)ていない」状態となっている。

結局、何を見て、感じ、考えられれば良いかというと
自分自身なのだと思います。

そんなに自分のことばかり考えていていいの?
そう思うかもしれません。

しかし、自分としっかり向き合い
自分の声を聞き、調和の取れた自分になることが

「より良い状態」となるための
近道
だと僕は思っております。

自分が整うと、自ずと周辺環境も整ってくると僕は思います。

それをするためにも、余裕のある心が不可欠です。

その「心」を「無(亡)」くしてしまうのが
やはり「忙しい」なのかな。

読んで字の如く「りっしんべん」は「心」
心を亡くすと書いて「忙しい」なのです。

現役でいる内は、仕事を背負い
家族や自分を養い、生計を立てるためにも

働かなければなりません。

しかし、人生は「仕事」だけではないのです。

趣味や楽しみも必要だし
仕事以外の人間関係も大事だし

人生の課題にも向き合うし
山や海や芸術に触れて、心揺さぶられることも大事。

人には、たくさんの側面と構成要素があって
単純ではなくて、複雑で、曖昧な存在なのです。

最も調和が取れた自分の状態を
あなたは、見出だしたことはありますか?

僕は四十代も中盤になって
初めて、その状態を理解できました。

その状態となるためには
「自分の声を聞く余裕」を持つことです。

そうでないと、補正・調整
言わば、チューニングができないのです。

自分の状態を知らずして、チューニングはできません。

余裕がない時とは
全エネルギーを目先のことに費やしている状態。

とても、自分の心を聞く事に向けることなどできませんね。

だから、一日の中での「余白」が大事なのです。

毎日は無理でも、週の内にいくらか取れるだけでも
まずは良いと思います。

人間が、他の動物と決定的に違うもの。

それは精神的活動にあると思います。

その精神的活動も、余白があってこそ。

余白を嫌って、忙しくしたり
余暇時間に何かをし過ぎていませんか?

自分と向き合う
自分の心を声を聞く

慣れるまでは難しいかもしれませんけれど
不可欠な時間です。

慣れると、その「声」を聞き
「声」の意味が分かるようになると思います。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

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