「普通」って何?
こんばんは。
今回は雑談です。
最近、ラーメン屋は食券制を取り入れているところが多いですね。
「お先に、食券をどうぞ」
言われ過ぎて、初めて入る店でも入り口付近に
食券の券売機を探す癖がついてしまいました。
そして、偶に、店によっては
麺の固さ:柔らかめ・普通・固め
スープ:薄め・普通・濃いめ
と細かく選べたりします。
そんなにラーメン通でも
拘りもない僕
どれが良いんだろう?
いささか困惑してしまいます。
普通のラーメンでいいんだけど・・・?
けれど、選択肢があると・・・そもそも普通って、何?と
思ってしまいます。
券売機じゃない店でも
麺の固さはどうします?と不意に聞かれると
何と答えて良いか分からず
しどろもどろになる僕。
え?えー、普通で!
咄嗟なので「普通」以外に何があるかさえ
頭に浮かんでおりません。
思っていることを共有できないことは辛い。
しかも、何と言えば分からないのはもっと辛い。
「普通」を言語化したことがないから
ほら、そら、あれだ!
いつも食べてるやつ!
自分でも何を言っているのか分からなくなりました....。
そう言えば、子供ころは
いつも同じ床屋で18年間お世話になりました。
行けば、適度に、適当に
散髪してくれる。
「いつもどおりで」で通じる
あうんの呼吸。
けれど、一人暮らしを始めて
初めての理容・美容に行くと
「どんな風に切りますか?」と聞かれて
何と説明して良いのかすら分からないことに気付く。
何となくこんな感じで
身振り手振りで、必死に伝えるけど
客観的に見れば、何を言っているか分からない....
あの訳の分からない説明をよくぞ汲んでくれたものです。
雰囲気を察して、適度に合わせてくれる。
実は思いやりに満ちた行為だと思います。
そうは言っても
いつも相手がこちらの言葉の不自由さを慮ってくれて
適度にいつも合わせてくれる保証はない。
だから、どんな「普通」が良いのか
きちんと言葉で説明しないといけない。
そうじゃないと
僕の想像しているものじゃない「普通」が出てくるかもしれない。
欲するものがあるのなら
きちんと注文しないといけない。
そして、注文するには
言語化が不可欠だ。
僕は日常をとおして、悟りました。
「普通」の言語化は難しい、と。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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