時間がかかる成長の過程を受け入れよう
こんにちは。
『援助職のためのカウンセリング』の結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
「専門職なんだから」
「プロなんだから、要求に応えて当然」
誰かにこのように求められるかもしれない。
あるいは、直接にクライエントから言われなくても
社会から、所属機関から、多職から
そう言われているかのような「圧」を感じるかもしれない。
その内、当の自分自身が
自分に過度な要求を常に突き付けてしまっているかもしれない。
若い援助職が
精神を病んだりして、休職や離職となる話は
聞くたびに心が傷む。
そこにはいろいろな状況があるから
個別のことは何とも言えない。
けれど、もし期待過剰があって
教育も配慮もなく、孤軍奮闘せざるを得ない状況があったのなら
それは良くない。
名選手、名監督であった落合博満氏の言葉。
厳しいプロ野球の世界であってもそうなのだから
ましてや他の世界でも同様ではないかな。
もちろん、プロとして努力するのは当然としても
最初から、完全や高い水準を突きつけるのは無理筋。
昔から、どの職種でも
まるで、自分には、新人時代が無かったかのように
新人に過度な要求を突きつける人がいる。
そうやって成長していく
それが指導だ
本当にそうだろうか。
潰れるリスクをきちんと見ているのか。
その人に本当にあった指導なのか。
きちんと「心」を見ているか。
ある程度に経験を積めば
どのくらいの加減が適切なのかは分かってきます。
しかし、まだ実社会や実践現場を知らない若い人には
その現場が、世界のすべてに見えるかもしれない。
だから、少しでも、広い世界を
知っておいた方が良いと思う。
少なくとも、考える余裕が失われる前に。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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