人前で話す醍醐味

こんにちは。
援助職のためのカウンセリングの結い心理相談室です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

過去記事で(「人まで話すのは苦手でした」)
大勢の前で話をする大変さに触れました。

「大変さにばかり触れるのもどうかな」
そんな気もするので、今回は大勢の前で話す楽しさにも触れてみようと思います。

ちなみにですが
「いきなり、今から、直ぐに話して」
そんな状況は勘弁です。

前もって準備できるのが良いですね。
一番必要なのは、「聴衆がどんな人たちなのか」の情報です。

そうすることで
傾向が分かり、対策が立てやすくなります。
これは「学校の試験」と一緒。

何を訊きたいと思うか(訊く意欲の有無も含め)
どの内容だったら響くのか
可能なら、別の方の話している場面を観察できると尚良いです。

大勢の前で話すということは
大勢とのコミュニケーション。

相手を分かろうとせずして
疎通はできません。

相互通行はできなくても
目線や、顔の角度、表情で伝わっているかは
如実に分かります。

この辺りは、一対一と一緒です。

一対一でも
自分の話した内容に頷いてもらえると
ちょっと嬉しくなりませんか。

これが集団になると
たくさんの頷きが得られるので
結構、快感に近い心地良さがあります。

特に、話す内容が
聴衆のストライクゾーンにはまった時。

みんな、顔をぐっとあげて
ちょっとした上半身の角度で
前のめりなのがよく分かります。

内容が響くほどに
目がキラキラしているのが分かります。

目は口ほどにものを言う
そのとおりなんだと分かります。
どの年齢層でも、あのキラキラした目は
美しいと思います。

一つの話に集中して
食い入るようになる場面は、日常の中でもそうそうないかもしれません。

日常、一対一で話しても
気持ちは上の空ということは、しばしばあります。
(大勢の前でも、もちろん、起こるけど。)

しかし、大勢の聴衆が
自分の話に集中してくれている
言わば、皆の気持ちをいただいている、のは
すごくありがたくてならない。

僕に与えられた時間を精一杯、奉仕させていただきます。

そんな気持ちになれたりします。

あと、指揮者の気持ちがちょっと味わえます。

「資料の◯◯の箇所のことなんですけど・・・」

すると、みんな、一斉に資料をめくり始める。
最初は、びっくりしました。
講師が言ったから、皆、そこに注意が向くのは当然なんですけど。

見ようによっては責任重大。
しかし、自分が、絶対にこれを伝えたいと思う事を、最大限に伝えられるから、面白みもあります。

あとは、
話終わった後に「聴衆が◯◯の話はすごく面白かったです」とか
良い感想をいただけると、と〜っても嬉しいです。

もちろん、良いことばかりではないですが
良いフィードバックをいただけると
もうちょっと頑張って続けようかなと思えるのです。

大事なのは、ある程度できるようになるまで続けること。

これ、意外と楽しいかも、と思えることが大事かな。

あとは、その楽しさを、これから挑む人に伝えることも大事ですね。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市を拠点に普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と支援者への支援(援助職のためのカウンセリング)をご提供しております。

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