キミのミカタ

こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリングの中田雅也です。

真面目な人。

しっかりした人。

そんな人ほど、上手くいかない時、いや、上手くいっている時でも、自分を叩いて励まそうとするかもしれません。

僕も、いささか「気合と根性」とばかりに極端に走ることもあるから、「一体、何をやっているんだよ」と自分を叩くことには身に覚えがあります。

ただ、思い返すと、自分を叩き続けて、あたかも自分を軽蔑するかのような眼差しを自分に向けても、あまり良い結果になったことはないかな、と感じます。

もちろん、叩くからにも理由があって、自分を戒め、鼓舞しようとするからです。

正確には、自分を叩きたいのではなくて、改善、成長してほしいと思うから。

自分を叩きがちな人も、きっとそんな思いには同意できるのではないでしょうか。

何事も「100対0」ということはありません。

仮に五割ほどの悪い箇所があったとしても、残りの五割は頑張ったはずです。

仮に八割悪くても、残りの二割には必ず良い所もあったはずです。

たとえそれがこじつけだったとしても、「100対0」ということなど、まず無いはずです。

もし、ほとんどが悪かったとしても、必ず例外(良かった所)があるはずです。

きっと、僕もそうだけど、こういう良い「例外」を探すのは上手でなかったりします。

例えば、悪いことをして叱られた子供がしゅんと落ち込んでいたとします。

親だったら、きっと、叱りっぱなしでは終わらないで、悪い方向に行って欲しくないから叱るのだ、子供が大事だから叱るのだと、教え諭すと思います。

親が子供を信じてくれたら、子供は親の思いを何となくでも感じてくれたら、きっと前を向いていられるはずです。

ついつい自分一人だと、厳しくはしても、味方になるということを忘れてしまいます。

改善しなければいけない課題があっても、全部が悪いのではなく、良い所が必ずあるのだから、そこは認めていかなければなりません。

自分がより良い状況になるためには・・・と考えると、自分の弁護者、自分の味方となってくれる人、あるいは、味方目線は不可欠なのではないかと思います。

また、否定的な思いに駆られて悶々としている時は、自分の中に味方目線を作り、自分を責めた数より多く、自分を庇ってあげましょう。

「うん、大丈夫」と思えた時に、人はまた頑張ろうと思えるのだと思います。

いつだって、あなたには味方が必要です。

あなたには、いつだって味方となる自分自身もいるはずです。

大丈夫、大丈夫。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
あなたのミカタ(味方となり、強みを再確認し、見方を再構成し、やり方を一緒に考える)となって、ソーシャルワーク&カウンセリングを駆使して、あなたの今ここからの歩みをお手伝いします。