なるほど

こんばんは。

プレジデント・オンラインというサイトをよく見ます。

その中の「野球は人生の助けにならない」体育会の大学野球部37歳監督が部員にご法度だったバイトを奨励する納得の理由」の記事に「なるほど」と唸り、楽しませてもらいました。

「僕は5年間、プロの独立リーグにいて、引退して社会に出た時のつらさを感じました。生きていくには好きでもないこともやらなきゃいけないし、生活力がないと、と痛感したんで」

つまり、社会で生きる術を身に付けろ、野球の技術は助けにならない、ということだ。

プレジデント

実際、大学・社会人・プロの世界でそれ以外の世界を積極的に体験しろと指導するのは稀だと思われます。その世界しか知らないで他で通じない人間になるなという「社会人としての人間」を見据えて指導する姿勢にすこぶる同感です。特殊な領域ほど、その特殊技能を磨くことに特化するため他の能力や経験を養う機会は少ないことは容易に想像がつきます。

元サッカー選手の中田英寿氏は若かりし頃、第二の人生を見越して税理士の勉強をしていたそうです。20年くらい前に「中田語録」という本で知ったのですが、若くして自分の生き方を真剣に考えて模索する姿勢に驚くと共に自分も真似たいと思ったものです。その慧眼には脱帽です。

自分も勤めを辞めて個人事業主になったことで、全て自分で事業を形造る経験をしました。今までいろんな人に任せていたことを自分でするのは大変でもありましたがそれ以上に勉強になり見聞が広がりました。人の苦労もよくわかるようになりました。

これもひとつの社会で生きる術だと思います。

「テクニックって自分でつかんだ感覚でしか身につきません。こうやって打てといっても監督は責任を取れないので。自分でコツをつかむのは自分で時間を費やすしかないと。自主練をやる子は増えました」

プレジデント

野球は観戦くらいしか知識のない自分でも「職能」ということにおいてはとてもよくわかります。

ある知識や技法を身につけようとしても、自分に今すでにある知識と経験と技にうまく適合させて、その「感覚」を掴まなければ決して駆使はできません。

教わったから、研修を受けたからすぐに使えるようになる、というわけではないことは嫌というほど知っております。

修練や熟達とは実に奥深い過程で、その習熟過程は、終わりなき道でもあります。だからあの分野もこの分野もと全ての領域で全得というのは基本的には無理なのだと思います。

トップクラスの選手が少ない限られた人材でも、勝つ。弱いチームを底上げする。野村・高津両監督が実践した“再生工場”式の采配が松本大でも生きている。(略)「うちに来て二人とも成長して柱になりました。他の大学だと試合に出れなかったでしょうね。僕はどんどん1年生から使うので、力をつけてはい上がってくる。どこ(の高校)でやっていたとか、レギュラーか控えかは関係ない。大学の4年間の成長を見ているのは楽しいですね」

プレジデント

小規模でも勝てるチームを作るという巧みさが個人的には大好きです。そこには常識とされる考えを覆すたくさんの実践があって、工夫すれば結果は出せるという過程に門外漢ながら希望を抱きます。

一つの記事の中にいろんな示唆があって実に面白く楽しませてもらいました。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
あなたのミカタ(味方となり、強みを再確認し、見方を再構成し、やり方を一緒に考える)となって、ソーシャルワーク&カウンセリングを駆使して、あなたの今ここからの歩みをお手伝いします。