頑張り屋さんへ

頑張り屋さんへ

僕自身も
どちらかと言えば、頑張り屋さん。

愚直とか根性とか
そういうものを好ましく思います、

ただ、往々にして
疲弊してしまうことも...

けれど
そんな自分の姿を自分では認識できなかったりする。

それでも
頑張り屋さんな他人を見ると、「これでは疲れますよ」と思わずにはいられない。

これ以上、頑張らなくて良い！
そう言わずにはいられない。

しかし、それを言うことで
言われた相手の顔に困惑の表情がありありと伝わってくる。

こちらも「どうして？」と思ってしまう。

そんな時は
自分が言われた気持ちになって考えてみる。

ああ、そうか。
頑張ることが、自分のアイデンティティなのだ。

頑張るなと言われたら
どうやって自分を保って良いのかわからなくなるのだ。

「まだまだ、頑張りたいって、思うんですよね？」
「その気持ち、分かる気がします。」

ぱっと、明るくなるような
いや、分かってもらえたと言う表情が輝く。

頑張るは目的ではなくて、手段だ。

頑張ることで、自分を律して
目標を達成したりする。

同様に、「頑張らない」もまた
目的を達成するための手段でしかない。

「頑張らない」もまた自律的な行為だと思う。

決して、頑張りを緩めても
あなたが崩れる事を意味しない。

だって、敢えて大変なことに挑んでいるのだから。
新しいやり方に挑んでいるのだから。

その先にあるものも
「頑張る」と同じか、それ以上の成果がきっとあるに違いない。

それも含めて、試してみると良い。

百聞は一見にしかず。