研修講師の依頼時に考慮すべき要素とは

こんにちは。
援助職のためのカウンセリングの結い心理相談室です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

久しぶりに、「講師ネタ」を致します。

こちらのSNS投稿は、僕がずっと感じていた事を上手く言ってくれております!

今は講師はやっていないのですが、昔のことを思い出すと思わず身を乗り出して見入ってしまいました。

実際、「日時とお題だけ提示して、あとはお願いします」という依頼のされ方は・・・まあまあ、ありました。

しかし、当時は講師としての経験値が低かったので、そこも含めて自分(講師)が応じなければならないのだと思い込んでおりました。

だから、自分の方から主催者側にインタビューするかのように細かく、どんな研修会の性質なのか、受講者の属性は、特に何を聞きたいと思っているのか等、かなり細かく聞いたことがあります。

今となっては、「その説明も主催者がするべきではないですか」と言っても良いと分かるのですが・・・。

逆に、とても丁寧に講義内容への要望等を説明してくれる主催者もおりました。ただ、残念ながら、それは少数だったと思います。

また、主催者自身が適切な依頼の仕方、詰め方を単純に知らない場合もあります。違いに適切な依頼の仕方、受け方、内容の詰め方を学んで、気持ちよく開催できたら良いですね。

僕は、講師を依頼する立場も、依頼される立場も、両方を経験しました。

その上で、依頼される立場からすると、主催者側の研修に対する思いや熱意は、結構、伝わってきます。別に長々とした趣旨説明を求めているわけではないのです。

言葉の雰囲気、端々、講師への気遣いから、受講者に対する思いや開催への熱意の程度が、不思議と伝わるのです。

多分、伝えようと思って伝わるというよりも、心の中にあるもの、熱そのものが、自分の意思とは無関係に伝わるのだと思います。ごまかしが利かないので、ちょっと恐い気もしますね。

逆に、自分が講師を依頼して、主催者側だったことも何度もあります。あの時、僕は研修に対する熱意を伝えることができていただろうかと、今頃になって思います。

研修や講演は、演者(講師)と主催者との二人三脚。

良き企画とするには、パートナーシップが不可欠です。

確かに毎回、相互に熱を込め切るのは難しいかもしれませんが、熱心に学ぼうと時間と費用を支払った受講者にはしっかりと応えるべきだと思います。

その気持ち一つの有無を受講者もまた感じ取ったりします。やはり人の心を打つのは人の熱意なのかもしれません。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

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