支援者の支援
こんな記事が目に止まりました。
『【新型コロナ】在宅医療従事者のメンタルヘルスを調査 職種に合わせたメンタルサポートや支援が必要(出典:保健指導リソースガイド)』
「在宅医療に従事する看護師・ソーシャルワーカー・事務職員は、医師よりも強いストレスを感じている」という内容です。自分もかつては医療機関でソーシャルワーカーをしていたのでこの感覚がとてもよくわかります。現場のみなさんは本当によく頑張っており心の底から「頑張れ」と思います。いや、むしろ「既に十分に頑張っている」というのが正確でしょうし「自身の心身も大事にしてね」と声を大にして言いたいです。
30代になってからだったと思いますが、実は支援者こそ最も支援が必要なのではないかと思うようになりました。自分がいちソーシャルワーカーとして動くだけでなく、他のソーシャルワーカーを束ねて管理するようになって気付かされたのは、みんな本当に無理して頑張っているということです。だからせめて部署内は彼らに取って安全で安心できる場所にしたいものだと思いました。
それから「支援者に対する支援」は自分にとっての大きな中心的な課題になっていきました。もちろん職場で上司や同僚等とピアカウンセリング的に思いの丈を話し合えたら良いのですが忙し過ぎてできないこともあるかもしれません。そんな時に職場等以外のカウンセリングを利用する「事業場外資源によるケア(出典:心の耳)」が力になれるのと思います。
また、必ずしも専門的支援者ではなくても教員や会社で役職を持って部下の管理に当たっている方なども同様なのではないかと思います。支援にあたる方こそ、ご自身の心身のお手入れをしっかりする、そんなことが常識になるといいなとここ10年くらいずっと思っております。
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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