人生は短い

こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

「人生は短い」と言われます。

本当かな。
短い気もするけど、長いようにも感じます。

僕は四十歳代です。
実感としては、ここまであっという間だったとは思います。

どういう理由であっという間だったと感じるのでしょうか。
おそらく、忙しい時、楽しい時、あと、眠っている時はあっという間に感じます。

嫌な時、苦痛な時は、やはり長く感じてしまいますね。
「早く時が過ぎよーっ」と思ってしまいます。

それでも普通に働いていたら、出勤したと思ったら、退勤の時間がやってきて
休みの日も午前中のんびりしていたら、あっという間に午後になって日が暮れる...

そんなことがよくあるように思います。
この繰り返しによって、やはりあっという間に時間が過ぎていると感じてしまいます。

こちらのサイト(自由な旅人)で
人生80年とした場合の『生涯で使える自由な時間』が紹介されております。

睡眠8時間、仕事8時間、その他雑多な時間(通勤、家事等)を除くと
人が一生のうちに自由に使える時間は約3年分、だそうです。

え〜、こんなに短いの?
そう思ってしまいます。ましてや僕の年齢なら、もっと残り少ないでしょう。

時は金なり、と言いますが、やはり時間はとても貴重なようですね。
それにしても、時間はもっと有り余るほど、たくさんあるものだと錯覚しておりました...。

ところで、こちらはちょっと生々しい言葉。

決して軽んじて言うのではなく
たくさん時間があったのに、気がついたら高齢者になっていた、とは
本当の実感(いわゆる「ガチ」)なのでしょうね。

どうやら、時間は長い、たくさんあると思うのは
もしかすると錯覚なのかもしれません。

そう思うと、こちらの言葉もとても胸に響くのですよ。

人はなぜ一日一日を大切に生きねばならぬのかわかるかね。
それは人生の締め切り日を神様から知らされていないからだよ。

確かに自由な時間は少なかったとしても、まだまだ時間がある
そう思っても、人生が続く保証はありません。

晩年になって大病をして亡くなった僕の身内がおりますが
自分の余命は短いと知った時は非常に落ち込んでいたそうです。

命に限りがあると頭で分かってはいても
本当に終わるとはなかなか実感できず、何となく明日も続くのではと
思っていたかもしれません。

その期待が裏切られるのは、どんなに高齢となっても辛いのだと思いました。

頭では分かっていても
気持ち(心)が付いていかないことって、確かにあります。

僕だってそうです。
人生は短いと感じながらも、それでも明日は来ると
人生の残りもそれなり長いのだと、心のどこかで思っている。

だから先送りもするし
なぜ俺はあんな無駄な時間を...
スラムダンクの三井寿のような台詞が出てくる事がたくさんあります。

ローマの哲学者セネカは
今日が人生の最後の日だと思って、やるべきことをやれ。そうすれば人生を長く送ることができるだろう。(引用:philosophyguides
そう言いました。

頭では分かっても
心がまだ付いていかないけれど
今日が人生の最後の日だと思って、やるべきをまずやってみようか。

もっとも、この「やるべき」が分からなくて
皆悩むのでしょうね。

それでも、それを行った時
何が見えるのか、その答えを僕は知りたくて堪らないのです。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

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