自分を極める

こんばんは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリング 中田雅也です。

ちょっと考えさせられたSNS投稿。

自分が一度に接することができる世界(環境)には限りがあります。

今勤めている職場、自分の家族。
平日であれば、この二つという方も多いはずです。
そこに友人や何かしらの活動の仲間が幾つかあるのがせいぜいではないでしょうか。

世界は広くても、一度に接していられる環境には限りがあります。

もし、そこで評価されなくて、厳しい言葉を浴びせられたらなかなか正気を保つのは難しいかもしれません。

実際、もし、厳しい評価を下されたとしてそのあなたは、本当のあなたなのでしょうか。

何事も合う、合わない、適合する、適合できないということがあります。

学生時代、たくさんのアルバイトを経験しました。
短期で辞めてしまったものが幾つか、長く続いたものが一つ。

短期で辞めてしまった理由は、何とでも説明できるけれど大人になった今、言えることは、萎縮してしまって、辛かったということ。

長く続いたアルバイト先は、短期で辞めた業種と実は同じです。
作業内容も、忙しさも、人間関係もたいして変わりません。

この違いは何だったのだろうか。
違いはたった一つ、長く続いたアルバイト先では、何度でも繰り返し練習させてくれたことです。

そう、僕は自分の中で「大丈夫」と思えるほどに手順を落とし込めないと、上手く動けないのです。
そこで急かされたり、叱責されると、自分を見失って、あわあわして、更に失敗をしてしまうのです。

これは大人になった今でも、この基本的な性質は変わりません。
だから、入念な準備、練習は今でも欠かせません。

短い期間で辞めてしまったアルバイト先が格別、悪かったとまでは思いません。
ただ、僕とは合わなかっただけ。そうとしか言いようがありません。

自分の能力や能力の活かし方、環境との適正というものは確かにあります。
いろいろ試してみないと、自分の性質も、どんな環境だと力を発揮できるかも分かりません。

目の前のたった一ヶ所の環境が人生の全てではない。
そのことは、特に若い方は知っておくべきだと思います。

人は、自分が思うよりも繊細だと思います。
もちろん、全く気にしなくてもいられる人がいるのも事実です。
しかし、それはあくまで全体の中での一部分の人に過ぎません。

個別性も踏まえた上で、如何に機能的に働かれるか。

そんな管理の部分がもっとされて然るべきだと思うのですが、実際には余裕のない環境(職場)が多いのも事実です。
そういった育成や管理をされないのであれば、自分でそのことを知って、自己管理していくしかありません。

自分を活かすためにも、自分の良さ(能力)は徹底して磨くべきだと思います。
それも、誰かと比べるのではなくて、自分の色、特性を深掘るような感じで。

つまりは、唯一無二の自分を、極めるということです。

明日は、社会福祉士、精神保健福祉士の合格発表ですね。
援助職に限らずですが、来月から、新しい世界に踏み出す若者たちが、また、転職者も含め、たくさんいらっしゃると思います。

世界は広いということ
自分を活かす環境という視点

即ち、自分をソーシャルワークしていく視点を持っておくと良いと思います。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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