落ち葉と言えば
よく行くコンビニの駐車場で、たくさんの紅葉した落ち葉を見かけました。それを見て、もうこんな時期だったかなと季節を感じました。
二十四節気という、太陰太陽暦で季節を正しく示す点がありまして、今は『霜降(そうこう)』という時期に当たります。文字通りに、霜が降りる時期ということですね。
ちなみに、次の時期が、十一月七日から、立冬(りっとう)となります。
個人的なことですが、今の生活と昔の生活を比べての大きな違いは、季節を味わい、「嬉しい」とも違う「楽しい」とも違う「風情を味わう」感覚が生まれたことです。
ずっと地方で生まれ育って、生活してきて、なぜこの素晴らしさに気付かずにずっと生きてきたのだろうと思うほどです。
自分は何かを持っていても、持っていなくても、十分に素晴らしい自然の中に生きていると思えるだけで、満たされてきます。幸福とは、精神的なものだとも言ったりしますが、その片鱗を感じます。
昔、落ち葉で焼き芋を作ったことがあります。
テレビや漫画の一場面で、落ち葉で焼き芋を作る場面があったりしますが、外で食を楽しむのは、かなりワクワクが増します。
ただ、落ち葉で焼き芋を作るには、大量の落ち葉が必要になり、湿っていたりすると....残念な結果となります。何より、食べられるようになるには、長時間、満遍なく焼く必要があるので意外と大変です。
身も蓋もありませんが、焼き芋を焼く器具や機会には敵いません。
十代の頃、苦手だった日本の古典文学、和歌には、季節の事柄がつきもの。
千年も、それよりずっと前から、日本人は季節を味わってきて、僕は、今頃になってそのような感性を取り戻そうとしております。
何かと、仕事や、家庭や、日常の雑多なことに追われるのは、人の常ではありますが、敢えて余裕を持つために、季節と戯れることも大事であり、一興であると思います。
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