ぼーっとしている時の頭の中

こんにちは。

以前、勤めていた時の話です。

朝起きて、すぐに歯を磨くのが習慣だったのですが、眠い目を擦りながら歯を磨いていくとだんだんと頭が覚醒してきます。

そして今日やらなければならないことが、特に否定的な事柄、心配していることも含めて忘れていたことがたくさん頭の中に思い浮かんできて頭と心が忙しくなることがよくありました。

今も似たようなもので、朝起きると前日までに考えていたことがなぜか再想起されて、朝なのに頭の中がごちゃごちゃすることがしばしばあります。

日記というほどの内容ではない日記をつけているのですが、朝のごちゃごちゃを整理するために朝に、頭の中にあるものを吐き出す「書き方」を短時間だけしてみました。

日にもよりますが、毎日数行は必ずあって、多い時は数千文字にも上ることも・・・。書いているうちに止まらなくなることが偶にあります。

文字量や内容から、頭の中を客観視すると、朝から頭は全開で動いている・・・と自分でもちょっと引いてしまうほど。

確かにぼーっとしているようでも頭の中には常に何かが浮かんで、何かを感じて、何かを考えて。まるで心臓みたいに自分の意思に関係なく自動的に動いております。

ワシントン大学のレイクルらの研究結果に、「ボーッとすると脳は平常時の15〜20倍のエネルギーを使うため、アイデアも湧きやすくなる」という報告があります。

研究によれば、何か行動をしているときと、ボーッとしているときの脳の動きを比較したところ、後者の方が記憶に関する部位や価値判断に関する部位が活発に働いていたといいます。(145〜146ページより)

何かをしていると、その行動をするために、脳の必要な部位に多くの血液が流れます。その一方で、その他の部位は鈍くなります。

つまり、ボーッとすると脳の一部に血流が向かうのではなく、均一的に血液が流れるため、結果的に使われていなかった部位にもエネルギーを行き届かせられ、ひらめきやすくなるのです。(146ページより)

ライフハッカー(伸びしろがあるのは「自分を評価する人」と「自分を評価しない人」どっち?)

どうやらぼーっとするほどに頭は働くようですね。

良い思いつきが浮かぶ時も大体そんな時。いつも不意なので書き出さないとすぐに忘れてしまうのもいつものこと。

「何か、すごくいいこと思いついたんだけど何だったっけ」と閃きに伴う感情は記憶できても内容はできないのが残念なところ。

逆に、忙しいとか、何かに集中している時ほど考えなくて済むということがあります。

軽めの散歩だとぼーっとしている時と同じくらいに考え事が始まりますが、少し早めになると逆に雑念が消えてしまいます。

脳とは意思の通りにならなくて不思議です。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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