芋煮
こんにちは。
山形の文化に芋煮会というものがあります。
「芋煮」の発祥は古く、1600年代半ばともいわれている。当時、最上川舟運の終点だったといわれる中山町長崎付近は、上方から酒田経由で運ばれてきた荷物の引取がおこなわれる場所だった。しかし、当時は舟が到着したことを知らせる通信手段がなかったため、舟の船頭たちは荷受人が現れるまで何日も待たされることがあり、退屈をしのぐために河原で鍋を囲んで宴を開いていたという。船着場の近くに里芋の名産地・小塩集落があったため、手に入れた里芋と積み荷の棒ダラなどを鍋で煮て食べていたそう。それが現在の「芋煮」のルーツとされる。牛肉を使うようになったのは、昭和のはじめごろからといわれる。
農林水産省(うちの郷土料理)
9月から10月にかけて河原などで芋煮会は行われます。山形市内の大きい公園(西蔵王公園・山形西公園)には竈門が用意されていてとても便利です。
子どもの頃、芋煮会は日本全国でやっているものだと本気で思っており、そうでないと知った時は驚きました。
仙台では距離が近いこともあってから広瀬川河原で芋煮会に興じる光景が昔は見られました。(今はどうなのかはわかりません)
ちなみに山形の県内4地域ごとに味付けが異なり、自分達の地域の芋煮が一番と自負があります。良い意味で喧嘩が勃発します。昔、どっちの料理ショーというテレビ番組がありましたね・・・。
庄内の海辺で芋煮会をした時は釣った魚をそのまま芋煮に入れて食べたりと、海ならではの楽しみができました。
村山での芋煮は醤油と牛肉の芋煮で、初めて食べた時は醤油も美味しいじゃないかと感動しました。
コロナがあってから、芋煮会をしている光景は少なくなったように思いますが、山形を離れると芋煮を食べたいな・・・と思います。
里芋自体はどこでも買えますが、未加工状態の里芋は県外ではあまり見かけません。
せめて食卓でもいいから芋煮を食べたいなと思った今日この頃です。
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