諸刃の剣
こんにちは。
とうとうワールドカップも終わりました。
やはり決勝に進むチームは違うな、と思いました。
両チームに限らず、たくさんの期待を背負って戦ったことでしょう。
ふと、上記の投稿が気になりました。
『手のひら返し』が今回のワールドカップで印象深いことの一つです。
たった一つの勝利で賞賛され、たった一つの敗戦で罵倒され、この差は何なのだろうと思います。
手のひら返しは勝負の常だと、肯定する意味合いの発言もあれば、目先の勝ち負けで極端に見方が変わるのもどうかという意見もあります。
それを背負う選手たちは本当に大変だと思います。
《両辺に刃のついた剣は、相手を切ろうとして振り上げると、自分をも傷つける恐れのあることから》一方では非常に役に立つが、他方では大きな害を与える危険もあるもののたとえ。両刃の剣。
デジタル大辞泉(小学館)
期待とは双刃の剣だと思います。
出場する選手には非常に大きな動機付けとなり、勝って、それが劇的であるほどにその栄光は引退後もずっと思い出されます。
逆に、期待に応えられない時の自らを攻撃する自他の声に負ければ、その後の人生に影響を及ぼすほどの傷を残しかねません。
そこも含めて上手く対処するしかないのかもしれませんが、本当に選手は大変だと思いました。
大なり、小なり、誰しもが期待を背負って生きております。
この期待とは自分以外の他者だけとは限らず、自分自身の「これくらいやれるはず」といった自己期待もあるはずで、「自他の期待」に少なからず晒されているのではないかと思います。
対処の仕方は期待の性質、状況によって様々でしょう。
押し潰されることなく、期待という諸刃の剣を制したいものです。
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