まだ、人生が一回目なのでよく分かりません

こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

世間的には、僕はいい歳をした大人で
円熟期に入っているだろうと、自分でもそう思いたいですが
実際には、分からないことだらけなのです。

よく言いますよね。

分からないことが、分かった。

これ自体も、とても高次な精神の働きだと思う。

最初は、「何も分かっていない」ことすら、気付かない。
「分からない」ということを認めたくもない、変な自尊心が邪魔することもある。

「分からない」は、自分の限界を認める行為なので
将棋の「参りました(投了)」並に、潔い行為です。

一つの組織に長く勤めたりすると

長くいるだけで、それなりに評価されたり
周りが勝手に、持ち上げてくれたりする。

しかし、自分が居た領域がそこそこ知っているだけで
実は知らないことがたくさんある。

「知っている」と高ぶっていると
思いがけず、足をすくわれることがある。

だから、知らない姿勢、分からないから教えての姿勢が最強なのだ。

決して、謙遜している訳じゃなくて
本当にそうだから。

実は、いろんな副業を経験しました。

本業(ソーシャルワーク、カウンセリング)以外にも
文章作成やパソコンを使った作業が得意だったので

何とかやれるだろうと思いきや....

業務に付随的な作業が得意なのと、それを中心で稼いでいる人とでは
まるで能力の習熟度が違う。

情けないけど、やって初めて気が付きました。
井の中の蛙だった自分が本当に恥ずかしい。

個人事業主にしても、始めた時は
どこか軽く、簡単に考えていたかもしれないと痛切に反省する。

これほど、多方面に何でもできる力が求められて
先を見越して、事業を組み立てる力が必要だったとは...

ある種の総合技術、総合芸術的ですらあり
本当に何も分かっていなかったと、思い知らされることの連続でした。

仕事に限りませんよね。

各々の年代のライフイベントが起こるたび
話には聞いていたけれど

聞くのと、やるのとは、まったくの別物だった。

そう思うことの連続。

中年になることも、老いが始まることも
体験するのは初めて。

やっぱり分からないことだらけ。

「分かっていく」ことも、もちろんできるけど
そうそう簡単に、すぐにはムズカシイ。

分かったと思っても、その分かったが、実はそうではないと
思い知らされることの連続だから。

人生って、深くて、何度繰り返したら、極められるのだろうかと思うくらい。

正直、一回じゃ足りない。
けれど、何度も繰り返すのもしんどい。

だから、一回きりに、慎重に、謙虚になるしかない。

今回の記事の題名は
こちらから、拝借しました。

素敵な言葉に敬意を表して。

実際、そうなのです。

まだ、人生が一回目なのでよく分かりません

いくつになっても。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA