原則と例外

こんにちは。

結い心理相談室です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

随分と久しぶりの更新となりました。
書きたい事や伝えたい事はたくさんあるのですが...

何事も「鮮度」が大事ですね。
発想が湧いた時の新鮮な感覚には敵いません。

「ついつい、後で書こう」と思っていると
その熱も鮮度も冷めてしまって、書くのをやめたりするのです...。

だからこそ、「毎日書く!」という習慣は大事ですね。
そんなことを思う今日この頃です。

ここまでは枕です。

...で、全く脈絡の無い話に移ります。
「何じゃ、そりゃあ」と思わないでね。

学生の頃のある授業。
二十数年経って、なぜか思えている言葉があります。

「原則には、必ず例外があるのですよ」

確か、行政、法律の話をしている時だったと思います。

学生の自分にはその意味は分かりませんでした。
「ふーん、そーなんだー」程度です。

しかし、今頃になって妙に思い出すのです。
理由は分からないけれど。

例えば、自分の信念。
それにも原則が必ずあります。

一例を挙げれば
「曲がった事は大嫌い、言うべきは言う」とか。

それは、それで良いと思います。
自分の信念をまっすぐ貫くのは良い事です。

しかし、貫く程に周囲との摩擦も生まれます。
時に孤立を生み、孤独も味わいます。

それでも、そこに一抹の正義があるならまだ耐えられるかもしれません。

ただ、いつもそれを貫くのが正解なのか。
今、それをするのが最適なのか。

なかなか、悩ましいですよね。

やはり、その時々の状態や状況
ひっくるめて「文脈」が大事かな。

自分を曲げるって言う事?
いえ、必ずしもそうではありません。

前言撤回?矛盾してない?
いえ、事はそう簡単ではないのです。

原則を繰り出して得られる結果は何か?
例外を繰り出して得られる結果は何か?

自分の「我」を目的にするか
それ以外を目的にするか

狙いによって、手段が変わるのは当然です。

文脈と目的によって手段は変わるかな。

まあまあ抽象的な言い方ですが
この感覚が伝わって、何か「ハッ」と気付くきっかけになれば幸いです。

つくづく状況を読む読解力って大事ですね。
「アセスメント」と言ってしまえばそれまでですけれど。

それがなかなか難しかったりします。
けれど、そんなものですよね。

「たったそれだけ」の最適解を見つけるのに
人は悩むんですよ。

「原則」だけにとらわれず
自由にやったら良いと思います。

それは矛盾ではないと思います。

きっと自身の「原則」と交わる「未来」があるはずです。

「原則」を貫いてまで得たかったもの
「例外」を敢えて駆使してまで得たかったもの

「本当に得たかったもの」が何かが分からなかったとしても
「欲しいもの」は向こうからやって来ることもあります。

そういうのを見つけた時
解を得た時

堪らなく嬉しいのです。

一体何の話なのかな?

理解が難しい話ほど、種として心に残ります。

いつか思い出して、それが繋がるのも結構楽しいですよ。

「いやあ、人生って深い」と思う時が僕は大好きです。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市を拠点にソーシャルワーカーが個別相談をやってます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と支えを必要としている「支援者」への支持的ケアを提供しております。

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