生活のバランス

こんばんは。

日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

こんな投稿を見かけました。

趣味は大事と言う人は多いですよね。

今回はこの投稿を元にお話しします。

個人的には、「仕事<趣味」の公式に必ずしもこだわる必要は無いと思います。

但し、「仕事よりも大事なものはあった方が良い」と思います。

なぜならば、仕事を一番にしてしまうと、それだけに没頭してしまうから。また、仕事の出来、成否によって自分の心理状態や自分の価値といったものが左右されてしまうからです。

つまり、振り回されてしまうということです。

適切に仕事をして、まずまず成果を出すためには、却って、敢えて、仕事を一番とはせずに、二番目か三番目くらいの適度な距離を取るのが良いと思います。

上手くいかなくても、「ま、いっか」と思えるのは、仕事が自分の全てではないと思えるから。

適度な距離感があると、多少、上手くいかなくても振り回されなくなるのです。良い成果を出そうと思うなら、逆に距離を少し保つのが良いでしょう。

何だか人間関係にも似ていますね。四六時中、一緒にいるだけではなく、一人の時間もあった方が上手くいくのです。

仕事を軸に話をしましたが、趣味も同様かな。

趣味が一番になると、(人にもよるだろうけれど)趣味に振り回されて、却って楽しめなくなることもあると思うのです。

あくまで余暇にやっているから、楽しめることだってあるでしょう。

僕は本は好きですが、よほどにどハマりしている本でもなければ、1日ずっと読書となると流石にしんどいです。

ちょっと極端な例かな。

家族にしたってそうです。

家族が大事なのは言うまでもありません。しかし、大事にしすぎて、家族に執着して、心が捕らわれたとしたら・・・。依存状態にも近いかもしれませんね。

その人にはその人の時間(家族と関わる以外の時間)を大事にしてこそ、家族との関わりに適切な距離感が生まれるというものです。

やはり適度な距離感のためにも、敢えて突出した一番目にしないで、適度に並列な二番目、三番目の何かを持っていた方は良いのではないかと思います。

一番目の設定とは、そういう意味でも難しいですね。

大事にしたいものは、いろいろあるけれど、結果的に大事にできているためにも、二番目の三番目への引力も大事という話。

僕らの生活は、実は、絶妙なバランスで成り立っている。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

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