アンカリング
こんにちは。
昔、サッカーの日本代表が好きでテレビでよく見ておりました
97年のフランスワールドカップの予選の頃から頻繁に見始めて、若い才能あふれる選手たちと共に世界の舞台で活躍するトルシエ率いる日本代表は見ていてワクワクしました。
最近は昔ほど見なくなったのですが、かつての往年の選手たちの話をユーチューブで聞くのが最近の一つの楽しみです。
こちらの鈴木啓太チャンネルが特に好きです。彼の落ち着いた語り口、インタビューをしながら試合中に見ていたことや感じていたことを上手に聞いて、言葉を返す様子は話の仕方が巧みだなと思います。サッカーにおいて言語化は今や必須のスキルのようですが自分には彼の話の仕方はとても上手に感じます。
ちなみに名波浩さんは個人的に好きな選手で2000年のアジアカップでのイラク戦のフリーキックは今でも忘れられません。
サッカー自体の話はここまでにして、7分55秒辺りから興味深いことを彼は言います。
彼にとって高校選手権の1回戦の時の自分のプレーが良かったと自画自賛しており、自らのプレーの調子が落ちた時にそれをビデオで見返して調子を上げるといった趣旨のことを言っております。
これはアンカリングだなと思いました。
アンカリングとは、五感(見る、聞く、触る、嗅ぐ、味わう)をトリガーにして、ある感情や記憶を呼び覚ます経路を作ることです。
恋愛と心理学の交差点
過去の自分が活躍している場面を見ながら、自分の調子が良い状態の時を生み出すように(取り戻すように)脳内に回路を作っているのだと思います。
これはNLP(神経言語プログラミング)のアンカリングと言われる「条件付け」です。
これはスポーツ選手だけものもではなく我々にとっても過去の良い経験を思い起こして有効に使うことができます。よろしければこちら(Life and Mind+)もご参照ください。
動画を視聴しながら、これはわかりやすい例だなと思い紹介させていただきました。
皆さんにも思い返して心地よい場面がたくさんあると思います。
そしてそれらの経験を有効に使うのも立派な精神衛生の向上に繋がることでしょう。
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